我が家のペットのゼニガメは、飼い始めてからかれこれ26年になる。
500円球より小さかったゼニガメが5年目をむかえた冬から冬眠するようになった。
今年も冬を感じるだいぶ前から、10月の半ばからエサを食べなくなっている。
最近では昼間、人がいる居間にいてもあまり歩き回らない。
冷たくなった水を張った受け皿の中でぼんやりと身体を冷やしていることが多い。
一昨日、毎年使っている冬眠用のケースを物置から引っ張り出し、冬眠させる準備をして冷えた玄関にセットした。
昨日朝、僕の使っているベッドの枕横で寝ていたゼニガメを起こしてそのケースに入れた。
甲羅が隠れるくらい掘り下げた腐葉土の中に置き、枯葉を被せた上に、遮光布でケース全体覆った。
15分後。
この冬眠用のケースから逃げ出していた。
読書中、居間の出入口のドアの前でカタコト音が、、。
冬眠を促したゼニガメがドアにへばりついていた。
まだ冬眠には早すぎるか。
僕の足に戯れついていたもう一匹のゼニガメ(冬眠しない)は、可哀想に水槽ケースに逆戻り。
今年もあと数回、冬眠ケースに入れては逃げ出すパターンを繰り返す。