酒のある日々

東京郊外日野市在住のシニアfujisanが日常を発信しています。

ネズミ捕りシートに野良猫捕まる

昨日昼前に自宅で仕事をしている長女から電話あり。

「ミーちゃんが大変!ネズミ捕りシートをくっ付けて庭で暴れているから直ぐに家に帰って来られないかな!」

僕は近所の自転車屋でお喋り中だったが直ぐに帰宅した。因みに"ミーちやん"とは毎日我が家にやってくる野良猫の名前。家族全員可愛がっている。ミーちゃんが寄ってくれば頭や背中を撫でたりしている。但し抱っこできるのは長女だけ。

ひと月ほど前に近所の住宅とアパートが解体された。その時から我が家にネズミが現れるようになった。そこでネズミ捕りシートやネズミが嫌がる匂いスプレー等を用意して室内に入り込ませないようにしている。

恐らくご近所にもネズミが引っ越ししたのだろう。どこかのお宅で仕掛けたそネズミ捕りシートにミーちゃんが絡まり、我が家の庭まで苦労してたどり着いたのだろう。その間にシートが半分に千切れたようだ。

長女だけではそのネズミ捕りシートが外せない。長女がみゃーみゃあと泣き続ける猫を抱っこして手足を固定したところを僕がハサミを利用して何とかベタつく強力粘着シート剥がした。粘着シートは、ほぼ半身(顔、手足、横腹、尻尾)にくっ付いていた。

剥がし終わった強力粘着シート。この片割れはどこかにまだあるのだろう。

半分に折れた強力粘着シートには猫の毛と毒入りのエサが張り付いていた。この毒入りのエサを食べようとシートの中に踏み込みシートが身体にくっ付いたのだろう。この粘着力は半端ない。僕もネズミ取りシートが腕に触れネバネバを取るのに苦労した経験がある。石鹸で洗っても取れない。ネットで検索すると対策法がゾロゾロ出てくるところをみるとネバネバシートを身体にくっ付ける人が多いとみえる。

このネバネバを取る一般的な方法は、まず薄力粉(小麦粉)を丁寧に刷り込み、薄力粉と一緒に剥がす。繰り返すとネバネバが取れる。その後、サラダ油を揉み込みお湯で洗い流す。髪の毛にくっ付けた場合も同じ。コンビニで薄力粉を2袋買ってきた。その後猫用の《水がいらないシャンプー》も買ってきた。

野良猫にこびりついていたネバネバ捕りは、薄力粉を入れた衣装箱の中に猫をすっぽり入れ長女が一人でやった。その後風呂場に連れて行き、汚れた毛をシャワーで洗い落としてやっていた。先ほどまでミャミャと泣いていたネコはいつの間にかおとなしくなった。人のありがたみを感じて静かになったのだろうか。1時間くらいしてから僕が娘の部屋に野良猫の様子を見に行ったら僕の顔を見てまたミャミャと泣き出した。時々猫じゃらしで遊んでやったり頭をグリグリして遊んでやってるのにな。まったく身勝手な野良ちゃんだよ🐈

しばらくして鳴き声が聞こえてこなくなった。娘が言うには、まだ身体のあちこちが黒く汚れ、薄汚れた野良猫姿なのにどこかに出掛けて行ったそうだ。気ままに過ごしているように見える野良猫は、ご近所をうろつき1日に一回は顔を見せることが仕事だと思っているのだろう。いや、その習慣が生き残る術(すべ)なのか。我が家からはネズミの気配が無くなったがネズミ対策グッズはまだそっくり残してある。

昨夜の皆既月食を見て感動。天体ショーは寒さなんか感じさせない魅力あり。